まず結果ですが・・・
無事合格いたしましたっ!!!
(世界のどこかで誰かがきっと、私を祝福してくれている・・・気がする。)
今回は先生方のお手伝いをするというブログコンセプトから少し外れますが、息抜き的な要素として私がFP資格を取得するまでの過程を振り返り、ゆるーくまとめてみたいと思います。
セミナーとか開くの?
そんなつもりはございません。
※ご紹介しますのは個人の実践に基づく見解ですので、予めご了承ください。少しでも先生方のご参考になれば幸いです。
FP(ファイナンシャル・プランナー)とは?
最近人気の資格 “ファイナンシャル・プランナー” 。
正しくはファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP)といい、国家資格にあたります。
「そもそもFPとは何ぞや?」という方へ簡単に説明させていただくと、
FPは、家計に関わる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識を備え、一人ひとりの将来の夢がかなうように一緒に考え、サポートする専門家です。
というもので、生きていくために必要なお金に関する知識を広く扱います。
もちろんFPを生業としている方もいらっしゃいますし、自身の資産設計のために勉強している方もいらっしゃいます。
なんだか難しそうな気がするけど・・・
簡単とまでは言わないけど、私が受験した3級では誰もが関わる可能性のある身近なお金について勉強するから、聞いたことのある言葉もよく登場するよ。
FP資格試験を受けようと思った理由
まず初めにお伝えしますが、
転職のために取得したわけではございません。
私がFP資格試験を受けた理由は
- お金についてもっと詳しく知りたいと思ったから
- 中高生にも資産設計の大切さを伝えたいと思ったから
の2点です。
私は現在資産運用のために「つみたてNISA」と「iDeCo」を活用していますが、『働いて給料をもらい、貯金する』こと以外にもお金を増やす方法があるということを知ってから、YouTubeや書籍を通してお金について少しずつ勉強するようになりました。
その中でFPという資格があることを知り、興味を持ったのがきっかけです。
また、お金について勉強し実践することで改めて自分の人生設計について深く考えることができ、だんだんと「これは中高生の段階からちゃんと学ばせた方が良いのでは?」と思うようになりました。
しかし保護者の立場から考えたとき、専門家ではない教員が生徒に対してお金の話をしていると聞くと、不安な気持ちになることも十分理解できます。
教育現場でお金の話って、どこかタブー感があるよね。
「お金儲け」ではなく「お金の基本について学ぶことを通して自分の人生設計について考える」ということをテーマにしたいね。
そこで、自分の発言に少しでも説得力を持たせるためには専門の資格を取得することが必要だと考えるようになったわけです。
今後実際に授業として取り入れるかは未定ですが、私なりに中高生のうちから学んでおいた方が良いと思うお金の基本に関する授業をつくり、このブログで発信していければと考えています。
そして、ゆくゆくはこのブログを見てくださった先生方ご自身の資産設計に役立てられるような情報も発信していきたいと考えています。
FP資格試験の概要
FP資格試験は上の画像にもあるように合計6つの分野から問題が出題されます。
資格には1級・2級・3級があり、それぞれに学科試験と実技試験が設けられています。
学科試験は基本的な知識が身についているかが問われ、実技試験はそれをいかして実際に計算問題を解きます。(私が受験した3級はどちらも マークシート方式 です)
試験の実施団体は「NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」と「一般社団法人 金融財政事情研究会」の2つあり、学科試験は両団体共通ですが実技試験は内容が異なります。
どちらの団体で受験するかは資格取得の目的によると思いますが、私は自身のスキルアップが目的だったため実技試験が6分野すべてから出題される日本FP協会を選びました。
合否判定は学科試験と実技試験のそれぞれで行われ、両方合格することで資格を取得できる という仕組みです。
3級の合格基準は、
となっています。
(ちなみに私は学科試験45点、実技試験85点でした)
取得した資格には有効期限がなく、更新の必要もありません。
合格までにかかった時間と勉強方法
私が勉強に用いた教材は①『イメージで攻略 わかる!受かる!! FP3級 テキスト&問題集(マイナビ出版FP試験対策プロジェクト)』と、②『みんなが欲しかった! FPの問題集3級(滝澤ななみ)』の2冊だけです。
FP関連の参考書と問題集はいくつかありますが、私はパラパラ見て「見やすいなぁ」と思ったものを選びました。
勉強方法としては、まず①を読んで知識を頭に入れます。
このときわからないことがあればスマホなどを使って調べます。
1つの分野を読み終わったら②で問題演習に取り組みます。
その際忘れていることがあれば①をサクッと見返します。
対応する分野の問題演習が終わったら、また①に戻って次の分野を読み始めます。
・・・以上です。
とくにノート作りなどもせず、問題演習も赤シートで隠しながら解いていくのでペンを持つこともありませんでした。
なんの工夫もない・・・。
あとはひたすらこの流れを繰り返し、最終的に①と②を3周くらいしました。
受験までにかかった時間については、同じように3級を受験した方のYouTubeやネットの情報を見てみると1日に1~2時間程度の勉強を2ヶ月ぐらい続けた方が多かったですが、私の場合は1日に勉強できたのが20分程度でしたので、結局 5ヶ月ほど かかってしまいました。
長い戦いだったぜ。
FPについて勉強して良かったこと
FP3級の資格を取得するためには、先ほども述べた通り6つの分野について勉強しなければなりません。
私は以前から金融資産運用については少し勉強していたため基本的なことはおさえていましたが、FPの勉強を通してそれ以外のお金の知識について学べたことはとても有意義でした。
その中でも特に勉強して良かったと感じたことは以下の3つです。
- 税金や社会保険についての知識がつく
- 不要な保険や金融商品に手を出さなくなる
- 人生設計の精度が上がる
やはり「自分が今病気になって働けなくなったらどうなるのだろう?」や「退職後の収入ってどれぐらいになるのだろう?」など、これから生きていくにあたって生ずるであろう様々な疑問について具体的なイメージを持つことができたのはとても大きいです。
そうした意味では資格取得を目標にせずとも、FPの参考書を1冊読んでみるだけで十分に得るものがあると言えそうですね。
まとめ
ここまでFP資格についてお話させていただきました。
仕事が終わってブログを書きながら隙間時間を使って勉強していたのである程度時間と労力がかかってしまいましたが、結果的には勉強して良かったと感じています。
もしFP資格やご自身の資産設計について興味があり、今後勉強される予定のある先生がいらっしゃれば、今回の記事が少しでもそのお役に立てると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
日々走り続ける全国の先生方へ、敬意を込めて。